2013年8月31日土曜日

むっちゃんずdays #1 生命体


本日は 第1回 棟梁のブログです。
月2回ほどの ペースで更新していく予定です。

棟梁といいますと ちょっと 怖くてねじり鉢巻きにハッピ なんかをイメージするかたも いらっしゃるかもしれませんが、   Sugieの棟梁は 少し違います。

今風のセンスを持ち合わせた、型破りな 異色の棟梁です。

相性 「むっちゃん」  

是非是非 棟梁のブログに 触れてみてくださいね!

それでは、どうぞ。。。






     『生命体』



人が生きていく為に 絶対欠かせない最も基本となることに 

             衣 ・ 食 ・ 住 が あるでしょう。


その人様の 大切な住まいを造らせて頂くことが、私の生涯に課せられた使命と思いつつ


今日も右手に設計図、左手に手作り弁当(愛妻)を抱えて出掛ける。
                            気が付けばこんな生活が40年。


時代は変わっていっても、お客様ひとりひとりの考え方 ご要望は多種多様であり、
できるだけのことに対応出来るよう 日々勉強です。


家造りとは、昨日までなにも無かった大地に 土台をつくり、やがて骨組ができてきて 
日ごとに 育っていく  ・・・・・  。  

その過程 (家庭)  は 正に子育てのようなものです。

一つの家を 生命体と思えば 
        これに   真剣   にかかわらずにはいられません。 


                            SUGIE KENSETSU 棟梁  杉山 睦雄

2013年8月23日金曜日

断熱材 の こと

  ガラス繊維協会の認定制度の
グラスウール充填断熱施工技術マイスター認定制度というものがあります。
 
前半は事務所にて 講義をうけ、
後半は現場にて細かい部分の施工方法を学びました。
 
筆記試験と実地試験両方合格で マイスターの称号をうけることができます。
 
無事4人とも 合格することができました。写真のスーツの方は ガラス繊維協会の先生のかたです。 
 
 
 
住宅の断熱材といいましても いろいろあるのですが、
 
今までほとんどの住宅で使われきたのが、このグラスウールです。ガラスの繊維が集まったものです。
 
が、最近では その種類も増えまして、
 
例えば 自然系の 羊毛断熱材 ウールですね、  それと セルロースファイバー 簡単に言うと新聞紙などの紙を細かく粉砕したものです、
 
他には 外張りウレタンボードですとか、 現場で吹き付ける 現場発泡ウレタンですとか 発砲スチロールみたいな感じのものを 壁の外にはりつけたり、 中に吹き付けたり などなど 
 
施工方法も 特徴もさまざまです。 
 
それぞれに 長所と短所があります。 
 
 

その中でも SUGIEでは 今まで通り グラスウールを選択しております。
 
 
 
 
 
 


理由は 1番 コストバランスがいいのではないか と判断したためです。
材料費は1番リーズナブルだと 思います。

原料の80%以上が リサイクルガラスでできている というのも 高得点ですね。

欠点は 施工精度による 内部結露があるのですが、
今回の試験によって 現場での施工精度もあがり、知識もビッチリたたきこんだため、
その欠点は カバーできると考えました。

さらに 外壁側に 通気層をつくることで、壁内の湿気を外へと逃がし、より内部結露のおこりにくい環境にしています。 


下の写真は 昔の家の 土壁です。 




個人的には 壊すのはもったいないとおもうのですが、 この時は一部解体しました。 

昔の家は土が断熱材だったのですね。 100% 自然素材です。100%自然素材なため、昔の家は こわしても ゴミがでません。 

でるのは 土と竹と ほこりなので 放っておけば 土に還るのです。
究極の エコ のような気がします。

この土の部分を今は グラスウールにしてるということになりますね。 

たった半世紀でこんなにも 造り方って 変わってしまうものなんですね。 

    「諸行無常の響きあり」   こんな一文を思い出します。

ちょっとニュアンスがちがいますか?  


 


2013年8月17日土曜日

イタリアンな気持ち

もう、10年くらい前になるでしょうか?
イタリアに、バックパックの旅を、した時の風景です。

これを見る限り、木のほうが塀よりも、先にあったのでしょう。

塀を、えぐってつくってありました。この考えかた、とても好きです。
日本でもたまに見かけますが、  見つけた時なんだかほっとするというか、

作る時の様子が目に浮かぶというか、

なかには、木をきっちゃえば?  と言った人もいたかもしれない、
嫌これはうちのじぃちゃんのそのまたじぃちゃんの植えた木だからさぁ、、、とか

  こんなふうな会話をしている所が この木のしたに、見えるようなきがして、
現実とロマンの葛藤の、その寸劇を、少し立ち止まって見入ってしまった。

そんな風景です。

自然と人間のデザインのコラボレーション、合作!!

いいデザインは、未来と過去をつないでくれる。

ここは確かシエナという町だったかな???  イタリアに着いて、地図をひろげて、

ここだ!!って、           最初にいった町。

合理的な便利な世の中もいいんだけど、手作り感満載の、いびつな、ぶこつな、ちょと不便な、そんな世の中も、過ごしやすいんだよな。
 
あと、何年? 木のしたの風景をみられるのかな?     100年後が楽しみです。



2013年8月15日木曜日

手ぬぐい

御友達から、誕生日プレゼントに、手ぬぐいをいただきました。
トンボ柄がナウいです。
とんぼは、勝ち虫とも言われてるみたいでして、その昔武将達に
広くこのまれていたんだとか、

なぜ??

それは、とんぼは、前進しかせず、けっして後ろにさがらない、つまり
退かないことを意味するんだとか。

繁栄と、発展が、前進するように       ということでした。

感謝感激。   タオルよりも、涼しくて、いい気持ちです。

これで今年の酷暑ものりきれそうです。汗汗