2013年10月31日木曜日

むっちゃんずdays #5  ほめられると ビビるタイプです 

この頃 朝は肌寒い、、、
10/30 昨日は、親父の生誕記念日

生きていれば113才になるんだな。

13年前のこと、ちょうど今頃の季節の朝  急きょ 仲間から限定1日の仕事の応援を
頼まれていて 10番目の弟子と 出かけた。 

夕方、その日の作業も何とか終わり道具をまとめ帰ろうとした。
そこへ入れ替わりで    ご主人(初対面) 帰宅。
弟子と車に乗り  帰ろうとしたとき、

「大工さん!! ちょっとまって!!!」



と怒ったような口調でご主人に 呼び止められたのだ。
私と弟子はしばし顔をみあわせ 「何かなぁ?」と不安な気持ちで玄関に戻る。
するとおもむろにご主人    数秒後

「大工さんち  いい仕事するなぁ!!」  と 言いながら

御主人 Q.「大工さん 1杯ヤル・・・・・?」

私 A.「えぇ  晩酌ぐらいなら・・・・・」

御主人 「それじゃ これ持ってけ・・・・・!」   と 酒1本を差し出され
それがなんと 真新しく キラキラ光る 金粉入の 一升瓶。

おこられると思っていたら ほめられた帰り道 

弟子と複雑な気持ちで帰宅。

さっそく1杯! かみしめながら今日のシゴトのあれこれと差向。
それ以来

「ほめられるとビビるタイプ」になってしまったようだ。


                      棟梁 杉山睦雄


2013年10月25日金曜日

シエナという 街でした。

 
シエナの カンポ広場
 
 
 
 
 
綺麗だったな~

 
 
とりあえず ローマから シエナへ
なんとなく シエナという響きに魅かれ初めに行った街
 
2.3時間は電車に揺られたのかな??
 
駅からは 徒歩で ユースホステルを探す。格安の相部屋ホテル。
なんせ 初めてだから 何処にあるのかまったくわからず。ほんとに迷子。
 
その途中 に出くわした広場
 
この湾曲した雰囲気がなんともたまらなくて ぐるぐる何度もまわったっけな。
 
あれから あっというまの10年 
 
当時 こんぱくとデジカメがまだ高くて買えなくて
携帯もカメラ付きはなかったし 
IphoneだIPad なんてのもなかったけど スティーブジョブズの頭の中には
もうすでにあったのかな??
 
この時は フイルムだったから 一日何枚って 撮る枚数をきめて 街を歩いてたから
毎分毎秒 集中して生きていた記憶が・・・ 
1日1日を 秒単位で 思い出せるくらい そのくらい 刺激的でして・・・
 
世の中 便利になる分 薄れていく感覚もあるのかもしれないな。
 
Iphoneがあれば 道にも迷わなかっただろうけど 
迷ったっていう 思い出はなくなっちゃうんだと、
 
アプリが通訳してくれたら、トイレはどこですか??ってイタリア語を覚えなくてもすんだだろう、
 
「ドべ イル バッニョ??」
 
10年間つかってないけど 今でも忘れられない言葉
いつ使おう??
 
って感じで 無駄だっ!! て 省いちゃってるその部分に 
面白さがつまってるみたい
 
そんなことを 今になって 投げかけてくれる
 
シエナ という 街でした。。。。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2013年10月18日金曜日

むっちゃんずdays #4 個々の力


最近 新しく耳にした、自分自身も日頃考えていたこと。



それは あの 福山雅治 主演映画 『そして父になる』
の脚本家の言葉。

彼の「映画作りで基本概念としていることのひとつに、長いストーリーの中、台本、ところどころに
□  □  □  空白をおく  ・・・  」  こと

ドラマの中、子供たち4人  公園の遊具で遊ぶシーン、車から降り いっせいに4人とも
遊具のほうへ 走っていく  ・・・。

静かに見守っていたら

4人で乗るとバランスがとれて遊べる、 腰かけてゆらす大きなブランコに飛び乗り、
4人とも大はしゃぎ!  今までにない笑顔!! 
この時 作者の頭の台本では、ひとりの子供が 一人乗りのブランコ に乗ることを
想定してあったのだという。

本番中のカメラが廻り始めて その瞬間、瞬間で採れたての 新鮮な笑顔!
自然に発せられた言葉!  を どんどん撮りいれて映画作りをするのだと。。。


私達の仕事もそうである、個性あふれる職人 一人ひとりが 持ち合わせている技術を
最大限に引き出しながら、日々育っていく現場であるから 
その  □  □  □  空白の台本を上手にうめてくれる 
個々の力の結集が大切である。



                              棟梁 杉山睦雄

Wood cafe style ランドリースペース

          こんにちは いつかの きりんです。

          では 前回の 続き。   2Fのほうへどうぞ!


 
 
階段 は 木の肌触りが とても 気持ち良いですし、
一段一段の 高さを 少し低めにしてあるので、毎日の上り下りが しやすくなっています。
ほんの数センチの ことですが 結構違いがわかるんですよね。
 
この階段 使えば使うほど 味が でてくるんです。
 
 
 
 

                  
                  

                さて  茶色の ドアの中へ 入ってみます。。。

                




             なんとなんと   ランドリースペース でした !!
          奥にある アーチの下は 洗濯機をおくところです。 
      そしてその左側 光の差し込んでいる所から ミニバルコニーに出られるようになってい                 
      ます。 1畳の スペースですが なにかと使えそうですね。
      ゴミを一時置いておいたり 黄昏たり・・・  使い道は 十人十色。

          
                 
         ランドリースペースも
     一般的には 2畳のスペースの中に 洗面台から 洗濯機まで置くのですが
       今回は 4畳 と かなり ゆとりがあります。 
     入口の 茶色のドアも 引戸なので空間を邪魔しないように 開いたり閉じたり、
           なかなか 粋な ドアですね。

      
     
     




      浴室も ちらっと       メーカー は クリナップです。

      メーカーもいろいろありますが、今回はクリナップ が 選ばれました!




 
 
イタリアンタイルの 棚 も 置いてあります。
ランドリースペースが 広いので 小さなソファーでも 置いて ゆっくり お化粧なんてのも
良いかもしれないですね。
 
ちょっと コーヒーでも いかがですか?? 
 
 
十分にくつろげる空間です。
 
 
っと そんな感じの ランドリースペースでした。 
 
 
                                         ・・・    つづく
 
 
 
 
 
 
 

2013年10月11日金曜日

Wood cafe style 入口

 
 
 
   こんにちは いつかの ジラフです   まだまだ 残暑もきびしいですね~。
 
こうも 毎年 異常気象だ!!って  言いますと  
 なんだか 聞きなれてしまい  通常気象の ような気になってしまいます。
 
 
というわけで ?       私達の 家づくりのテーマ 
          ~Wood cafe style  自然を感じて暮らしたい~
          
 
                の家を ジャンル別に ご紹介させていただきます!!
 
 
 Elegant wood    エレガント ウッド     
  Sugieの得意とする木の質感 を 生かしながらも ナチュラルになりすぎない しっとりとした 上品な 雰囲気の 仕上がりです。

 
   
 
                    それでは 玄関から どうぞ
 
 
 
 
 玄関入って 左手前にあるのが 靴箱、  お施主様の靴が大量にあるということでしたので 
 
40足近くはいる 靴箱を つくりました。床から天井まで ビッシリです。

  
  右のアーチの開口は 土間収納の入口です。 レインコートや 傘 ベビーカー などなど そういったものを置けるスペースになっております。 ちょっとでも あると 便利ですよね。
 
 
  さらに上がって 右手も 収納です。 玄関だけでも 収納大 ですね。
急な来客の時には とりあえず 収納に 詰め込んでおけば なんとか その場はしのげそうです。。 
         
    
 
  
 


      正面には ホテルの フロントを おもわせるような ニッチがあり
         

          ライトアップすると タイルがキラキラして お出迎えしてくれているようです。




 
         玄関を上がると 2Fへとつづく 廊下が見えます。

        途中にある 情熱的な色の ドア 。 なんの 部屋でしょうか??
                               非常に気になりますよね??
        

      ちょっと 子供のころに戻って探検気分 
         

           わくわく胸をおどらせながら 2Fへと 足をはこぶのでした。       

   

         
   

 

     


                                 ・・・・ つづく

2013年10月4日金曜日

Rickie-G am8:59


実は 私 海が好きなんです。 

サーフィンとか 海で 泳ぐ とかではなくて 

海を 眺めるのが 好きなんです。   

車のラジオから 聞こえてきたこの曲  最近のお気に入りです。

なめらかな 曲調が ここちいいなぁ。。。。 







ちなみに下の 写真は 宮古島です 

ほんとに きれいだった~!! 







そして おまけに  私の おじいちゃん ↓




駿河湾で 漁師してたみたいですよ

だからですかねぇ?  海すきなのは・・・・   でも 私 船酔いするんです。 残念 とほほ。

むっちゃんずdays #3 メモ用紙


        


        私は 数拾年も前から 枕元にメモ用紙を 置きながら 休むことにしている。









     明日の仕事に差し支えてはいけない 事柄、今日初めて耳にした言葉、 
    眠りながら良いアイディアが ひらめいた時、等々 こまめにメモをすることが習慣に
    なっている。

    40数年前のこと ちまたでは 高度成長期の 真っ只中 

    あらゆる 職種の人達が 忙しい日々を送っていて、
    私も同様にして 分刻みの 忙しさの中        ある 晩のこと

      当時19才だった 家内への プロポーズの言葉。 その日の仕事上がり はだし足袋
   (たび) のまま ハンドルをにぎりながら、 傍らの 彼女に 神妙な面持ちで

       「今日からは自分のメモ用紙になってくれ・・・・・!?」

    と言った。     彼女は軽く頷いてくれた。

   その瞬間から 自分の頭の中の メモ用紙と もう1冊の メモ用紙が出来、 
    幅がひろがり スゴク安心したことを 今でも覚えている。

   自分にとって の メモ用紙とは 単なるメモ用紙ではないのです。

   相手方から 頂いた メモ、 自分から発信したメモの全てを綴り、
  
       一軒の住まいが完成するころには メモ用紙  ~   メモ用誌 、 
   1冊の本のようになるのです。

     しかし ある有名な工業デザイナー が こうも言ってました。

       「通常業務としては まめにメモをとるが、世界にひとつしかない素晴らしいと
   
           思うアイディアがひらめいた時には あえて メモをしない・・・・・」

       「翌朝そのアイディアが鮮明に浮かんでこないような アイディアでは
           良いデザインとはいえないからだ。」    と。。。


                                     棟梁 杉山睦雄